コロナウィルスの影響で日経平均株価はさぞかし下がっていることだろうと思いきや、まったく下がっていないどころかもとに戻る寸前となっている。この謎について調べてみました。
実体経済は悪化を示すデータが次々と出てきている一方、なぜか株価は好調。日経平均は3月に一時1万6000円台まで落ち込んだ後、6月上旬には2万3000円台まで上昇している。
田中泰輔の「マネーは語る」:コロナ株相場なぜ下がらない?止まった?まだ上がる?
1.個人投資家ががんがん買っている
2.乗り越えるべきテーマが明快。IT,テレワーク,クラウド,医療,バイオなどの分野の成長が思ったより早そう
3.空前の金融財政政策。お金をじゃぶじゃぶ投入。
その他、売りショートの買い戻し、経済「レ」字回復、日本先導で相場上昇したサプライズによる上昇、戻り売り手控えなど
新規の個人投資家がたくさん口座を開いているそうです。コロナで支出を控えているので余っているお金を将来に向けて投資しようって心理が働いているのでしょうか?
コロナにまつわる経済対策でお金が市場に溢れているから。日本は異次元緩和などでコロナ前からお金の流通量を増やしているが、それをさらに加速させている。実体経済が悪化しているのに株価が上がるのはよくあること。株を買いたいというニーズが高ければ株価は上がる。インフレ政策でお金を寝かせておくと資産が目減りするからリスクを取って運用する。資産運用の方法は色々あるもののマストは株式投資である。
なんというかこれは異常事態ですよね・・・実体経済が傷んでいるのに株価が上がるなんて歪んでます。
現状は「不況下の株高」である。日米欧がそろって大規模な金融緩和を行っているので資金の運用先が必要になり、結果株式市場にお金が流れている。GDPのマイナス成長が確実視されているのに株価が堅調なのは金融緩和の効果にほかならない。
株を買いたい理由になっているのは「カネ余り」。日本ではこれまで日銀からお金が市場にがんがん供給されてきたが、今回のコロナでは西側主要国もものすごい大金をばらまいている。株価がさがらないのは各国政府のバラまき努力のおかげ。
まとめると各国政府がお金を供給しまくってるので個人も企業もお金があまってて資金の運用先として株式にお金が流れ込んでいるってことでしょうか。買いたい機運が高いので下がってもすぐに戻るんですね。逆に考えると本来下がるべき株価が下がらないのはお金そのものの価値信頼が株価以上に下がっているからとも考えられますね。
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